突然ですが、人間どんな問題でも「話せばわかる」と思いますか?
え、そう思うって?いやぁ気が合いますね、私も絶対話せば何でも分かり合えると思いますよ!じゃあ今から話をしますので、わかって下さいね☆
Bellの不等式
ボームのスピンモデルにおけるEPR状態について、σAを量子Aのスピン(の2倍)、σBを量子Bのスピン(の2倍)とし、軸a,bを量子Aのスピンの量子化軸、c,dを量子Aのスピンの量子化軸とする。
この時、観測量をa=a・σA , b=b・σA , c=c・σB , d=d・σBと定義する。観測すればa,b,c,dは±1の値を取るので、
(a+c)b + (a-c)d = ±2.
である。観測をN回繰り返して、aj , bj , cj , dj (j=1,2...N)を得たとする。粒子A,Bの観測が独立に行われたとすると、abの平均値(「<ab>」と表すこととする)は <ab>=(a1b1 + a2b2 + ... + aNbN) / N.と与えられる。従って、
|<ab> + <bc> + <ad> - <cd>| ≦ 2.
を得る。だがa,b,c,dの取り方によっては左辺は最大2√2を取り、この不等式は成立しない。(アスペの実験によって実際に2を超える場合がある事が示された。)このことは量子的相関の方が古典的相関よりも強いことを示している。
はい、わかりましたよね?…え、わからない?ちょっと嘘吐き!話せばわかるって言ったじゃぁないですか!嘘吐きは泥棒の始まりですよ!この泥棒!
・話せばわかる、という神話
「話せばわかる」と強固に信じている人がたまにいますが、上の例からも分かるとおり必ずしも話せばわかるわけではありません。
「話してもわからない」理由は二つ考えられます。一つは『知識の差』…当たり前ですが、足し算すら知らないような人には上のベルの不等式は理解できるわけがありません。…ですが逆に言えば、知識を与えてやればこの場合は理解できるので、そこまで大きな問題ではないでしょう。
二つ目の理由は…『理解する気がない』という事です。
この「ベルの不等式」は、特に難しい数学は使っていません。高校レベルの数学力があり かつ問題の背景を理解さえすれば理解できる問題だと思います。ですが先程これを読んで、「今は理解できないから後で調べてみよう」と思った方はそんなにいないでしょう。最初の数行を読んであとは飛ばした方も多いと思います。
自分が一見理解できなさそう・または嫌いな事に出会うと、「調べる」などの「理解しようという意志ある行動」を取ろうとはしないものです。これは殆どの人間が持っている性質でしょう。(言うまでもなく私も持っています。英語嫌いなので知らない英単語を調べようとすらしません。) 理解しようとしないだけなら良いのですが、その事象が 自分が既に持っている知識と矛盾する場合、その事象こそが間違っている、と考えてしまうことも多々あります。有名な例では、窪田登司氏に代表される「アインシュタインの相対性理論は間違っていた説」などがありますね。「光速は常に一定」「時間の早さは一定ではない」といった事象は、一般的な感覚からするとどうしても違和感がありますから。
そして「議論」の場では、「理解する気がない」人…つまり相手の意見を間違っていると決めつけたり 無視して自説をえんえん語る人…の割合が増える傾向がある気がします。
・「議論」の特性
論争的なものは、闘技的なものと切り離すことはできない
ホイジンガー「ホモ・ルーデンス」より。(一部省略有り)
多くの「議論」では、「理解しようとしない人」のせいで「話してもわからない」状況になります。ですがこれは、議論をする人間の質がどうこうという問題ではなく、「議論」という物そのものが持つ問題ではないかと思います。
「議論に勝ち負けはない」とはよく言いますが、本当に勝ち負けを考えることなく議論できる人はまずいないでしょう。誰だって自分の意見は認めてもらいたい。(そう思わない人はそもそも議論しませんよね。)「自分の意見が認められた状況」が目標であるなら、そこへ行ければ勝ち、行けなければ負け。そう思ってしまうのは自然な事です。
つまり多くの人にとって議論とは戦いなわけです。遊び程度の議論ならば「ああもう私の負けで良いよ」と言えますが、ある程度重要な議論になると 相手の意見を認めるなど敵の剣を自らの体で受けるような行為。「肉を切らせて骨を断つ」ような状況(議論で言うなら、「その相手の意見を認めることで、こちらがさらに反論できるような状況」)でもない限り 自分の意見とは全く異なる相手の意見を理解し認めようとはなかなかできません。
おまけに「ディベート」では最終的にどちらが正しい(正確に言うと、どちらの意見が正当か)という答えが出ますが、「議論」ではそうもいきません。制限時間もなければ、中立な判断者もいませんから。「絶対こちらが正しい!」などという「正解」は大抵の場合存在しませんので、どちらかが(又は両方が)譲歩しなければ結論も出ず延々議論は続きます。無理にどちらが正しいか決めようとすると、中立者が居ない以上「賛成側の意見者と反対側の意見者、どちらが多いか」という事になりがちです。(その決め方で正しいことも多いですが…)
要するに「議論」に「理解しようとしない人」が現れ「話してもわからない」状況になるのは、殆ど必然だと思うのです。「話してもわからない事はあるが、話さなければ絶対わからない」という意見もありますが、長時間の議論の末結局結論が出ないことが始めから予想されるならば、そんな議論は時間の無駄、やらない方が良いですよね。そんなわけで皆様、議論は極力避けましょう。
・オマケ文
どうしてこんな文を書いたか、ここを見ている方の多くがわかっているでしょうね…
とりあえず私の意見はここで書いたとおり、「議論を避けよう」の一点です。議論をふっかけるのは極力やめる、というのも勿論ですが、議論になるような行動を避ける、というのもありますし、そして何より「議論にはできるだけ参加しない」事です。どうしても白熱した議論を見ていると口出ししたくなりますが、当事者以外はできるだけ黙っていた方が良さそうです。
あの議論について個人的に思うことはありますが、それはここには書かず心の内にしまっておくことにします。それこそ「議論になるような行動」ですから…
それから、「掲示板上の議論」は通常の議論に輪をかけて結論が出にくい…という事についても書くつもりだったのですが長くなるのでやめておきます。ネット上で議論したいなら掲示板よりまだメールの方が良いでしょうね。…とはいえ「議論板」の可否については難しいところです。かえって議論を助長した事は間違いないですが、かといって絵板が議論にまみれるのも見たくないですし…
なお、「ベルの不等式」はなんとなく難しそうなものを…と選んだだけで別に詳しくないので、これについて色々訊かれても困ります。また、間違った記述もあるかもしれませんので、これをコピペしてレポートを書いたりすると大変危険ですのでご注意下さい。
悩んでいるのです。それは人からすれば些細すぎる事でしょうが、私には重要な悩みなのです。
・ネット内気
私は現実でも間違いなく「内気」の部類に入りますが、なんだかネット上ではさらに内気になっている気がします。
朝目新聞のような大サイトに投稿しているくせに何を言っとる、と思われる方もいるかもしれませんが、そうした「作品投稿」や こうした週記のような「不特定多数に向けた文章」は書けるのですが、特定の誰かへ向けた文章を書くのが大の苦手なのです。
「話」ならばあまり考えずにできるのですが、「文章」となるといくらでも推敲の時間があるが故に 実際に送るまでに馬鹿みたいに時間をかけてしまいます。特に 削除や修正の効かない所(メールとか 一部のblogとか)の場合、たった数行の文章に一日以上悩んでしまうこともあります。(別にずっとパソコンの前で唸っているわけではないですが、ずっと上の空でそのことを考えてしまいます。)その結果送るタイミングを失い、「今更送るくらいならむしろ送らない方がいいよね…」という駄目な結論に達することもしばしば。
できるだけ朝目新聞投稿BBSなどで面白いと思った作品にはコメントをつけたいのですが、コメントが思いつかなかったり(作者側としては「面白かった!」などの単純なコメントでもすごく嬉しいことはよく分かっているのですが、どうしても変にこだわってしまいます)思いついても数日後になっていたりで、面白いと思いつつコメントせずに流してしまう絵が多いです。
「猫と重金属」という一人の人間が「面白い」と思ったことを作者に伝えたいのです。けれど勇気がなくてできずにいるだけなのです。でもそのせいで、私のことが「人にはコメントを全然しない奴」とか思われていないかと不安で仕方ないのです。
・Google八分されました
以前Google順位が激しく落ちていると書きましたが、現在XREAに置いている全ページがGoogleに引っかかりすらしなくなりました。調べてみると確かにGoogle八分されている模様。
えー何で!?まさか以前Googleをネタに週記を書いたのがGoogleの逆鱗に触れたというのかー!?天下のGoogleもちっちゃい奴よのぉ…などと一人失礼な事を考えていましたが、XREAサーバー全体で同様の事態が起きていたようです。なんでもXREAサーバー使用者の一人がGoogle順位を不当に上げようとしていたからだとか。でもだからってXREAまとめて制限ってのはいかがなものかと…
XREAが駄目でも絵のページ(転送量の問題からGeoCitiesに置いてます)は「猫と重金属」で引っかかるから そこからトップページに行けば問題ないって?いやいやこれは大変なことですよ!
例えばですね、比較的優秀な漫画家がいたとしましょう。その漫画家さんは今度話の展開上、全裸の男を描かねばならない。ところが全裸の男をそのまま描くわけにはいかないので隠さなければならないが その方法が思いつかない。そこでGoogleを使って何か良い資料が無いか調べてみた時、私の書いた「いかにして隠すか?」が引っかかれば「そうか、この方法があったか!」と漫画家は喜び、シグルイに次ぐ名作漫画を描き上げることでしょう。ところが引っかからなければ結局コマ割だの影だのといった低級な隠し方しかできず、漫画は打ち切られ借金抱えバイト生活に逆戻りです。Googleは多くの漫画家の未来を奪っているんですよ!
…すいません明らかに言い過ぎました…
・ウイルスメール
1ヶ月ほど前からウイルスメールがほぼ毎日来ます。酷い時は一日数通。全て同一人物からのようです。
このサイトではメールアドレスをそのまま表示してはいないので、ウェブページ上から私のアドレスを得てウイルスが送られている可能性は低いでしょう。そうなると以前私とメールのやりとりをした人が怪しい…このサイト運営用アドレスにメールしたことのある人は法人を除けば一人しかいない!犯人は…お前だ!
…と、危うくもう少しで「あなたウイルスに感染してますよ!」と失礼なメールを送ってしまうところでしたが、調べてみるとそのウイルス「Netsky.D」は「ハードディスク内の様々なファイル内からメールアドレスらしき文字列を抽出・そこへ送信」という仕組みになっているそうです…私の作ったゲームのReadme.txtにはメールアドレスがバッチリ書かれています。
ウイルス感染者がメールのやりとりをしたことのある人なら それが誰か特定することができますが、こういう場合は相手を特定するのはほぼ不可能に近いようです。…でも私のゲームをハードディスクに1ヶ月以上削除せず残している人が確かにいるらしいという事がわかり、なんだか悩みつつも少し嬉しいのであります。
・宣伝書き込み
掲示板に業者宣伝の書き込みがたまにあります。その度にそのIPをアクセス制限に入れていますがイタチごっこです。
そこでもっと色々制限のできる掲示板に変えようかと思っているのですが、この掲示板にはちょっと思い入れがあるので悩んでいます。
この掲示板を使おうと思ったのは、私の目標である「さくらやまスクエア」で同タイプの掲示板が使われていたから…という単純な理由でした。(今はもう掲示板は取り払われています。)この「さくらやまスクエア」は、ゲームサイトとしては異常と言っていい一日1000Hit(しかもコレは今よりネット人口の少なかった数年前の話!)を定常的に稼ぐ化け物サイトで、掲示板も一日10件以上書き込みがありました。私は書き込みはしてませんでしたが、なんとなく其処の空気が好きでROMしていたものです。
別にこのタイプの掲示板だからそんなに活気があったというわけではなく、そのサイトのゲームの良さや 管理人shou様の人徳あってのものだと分かってはいますが、それでもこの掲示板を使っていたいのです。
そしてもう一つ。この「憧れのゲームサイトと同じ掲示板」を捨てる事は、「ゲームサイト」であることを捨てるような気がしてしまうのです…いや本当に何度も言いますけど、ウチはゲームサイトなんです。たぶん。
・ジョジョネタが思いつかない
先日、なんと@JOJOのトップページ右側にある「柱のリンクス」に登録されました。
@JOJOといえば、ネット環境のあるジョジョ好きで知らない者はいない大手サイト。Googleで「ジョジョ」「JOJO」で検索すると日本語のページだけでなくWEBページ全体でも一番上に表示される、ネット上において公式サイトを超えるジョジョ好きの聖地。(現実での聖地は無論仙台市)そのため歌手のJOJOについて調べようとした人にとっては非常に迷惑な存在なのではないかと勝手に思っておりますが、とにかくそんなジョジョ好きの聖地のリンクに登録されたという事は、私のサイトがジョジョサイトとして世間的に認められたと言っても過言ではないでしょう。これを機に今以上にジョジョネタに力を入れ、ジョジョネタを求め@JOJOから訪れた方々を決して落胆させぬよう尽力する次第であります!
…と言いたいところですが、最近ジョジョネタが思いつかないのです。
私は多くの場合漫画を読んでいるときにその漫画ネタを思いつくため、基本的にジョジョを読まないとなかなかジョジョネタが思いつかないのです。ですが最近忙しく 新しく買った漫画ですら長期間放置することもあり、ジョジョを読み返す時間がなかなかありません。
最近精神が微妙に病んでいますが、これは単に忙しいからではなく ジョジョを読まない事による禁断症状と思われます。ジョジョを読むことは神父が素数を数えることと同義なのです。ですからどなたか、私に時間と 文庫版ジョジョを買えるお金を下さい。あと「ダメだぁジョジョネタしかうかばねー!!」との名言を遺した大亜門先生の爪の垢を分けて下さい。
誰しも、それから何年も経っているというのに 突然布団の中などで思い出して「ああ、あの時ああしていれば」などと悔しさに包まれるような忌まわしき思い出があるかと思います。私の最も忌まわしき思い出、聞いてください。
それは、5年前の事でした。クラスメイトが「FFで一番好きなのはどれ?」と聞いてきたので、私は「6」と答えました。6は私が最初にプレーしたFFなので思い入れもあり、また3Dより2D派の私としては2D最後の作品ということで美麗なグラフィックもお気に入りなのでした。全員に全ての魔法を覚えさせるまでやりこんだものです。
すると…ああ、なんと忌まわしき事か!奴は冷たい目を私に向け言い放ったのです…「えー?それクソゲーじゃん」と!
「その程度で『最も忌まわしい思い出』なのか?」と思う方がいるかもしれませんが、ここで一つ重要な事実があるのです…それは、その質問をしてきた輩が『FF8好き』という事実!
プロ野球人気の衰退が止まりません。
【巨人戦、視聴率が過去最低・ナイター開幕戦で】
【巨人戦視聴率:異例のシーズン当初1ケタ台】
プロ野球関係者は数年前から人気復活のため頑張っているようですが、この結果を見る限り全て空回りのようです。
プロ野球といえば「熱血」とか「熱球」とか「燃えろ!プロ野球」とか熱い感じ…つまり「燃え」を前面に出していますが、もうこれが古くなっているんじゃないかと思います。今ネットを見てみればどこもかしこも「萌え」「萌え」「萌え」。私のように萌え漫画なんて買うお金があったら臓物迸る漫画を買っている人間は最早少数派なのでしょう。
ですからもう、プロ野球を「萌え」にしてしまったらどうですか。まず試合は全部アニメーションに。プロ野球と同じくらいの時間(ちと早いですが)に放映されている「サザエさん」の視聴率は平均20%弱ですから、最近の巨人戦より遥かに高い視聴率ですね。また、1球団10人としても12球団で120人の選手がいますから「ネギま」を軽く超えます。これで久米田先生も安心 赤松先生は胃に穴が。選手一人一人のテーマ曲CDを発売すれば、ネギまの4倍の売り上げが期待できます。
また、現在のプロ野球では放映権料やグッズ売り上げが主な収入ですが、アニメ化すればDVDの売り上げも加わります。2話しか入っていないくせに5000円とかするアニメDVDが普通に売れているらしいので、1試合10000円でも充分売れるでしょう。年間100試合としても熱心なファンは年100万も出してくれます。たった100人で年1億円の売り上げが期待できます。
いやー我ながら完璧ですね…完璧に脳が腐ってますね…
上で萌え萌え言ってますけど、私はあんまり「萌え」とか感じないのですよ。アニメとか見ないし(アニメに限らず映像メディアが好きでないのです。)漫画も古い濃いのばっかり読んでますし。
しかし、「猫耳キャラ」には萌えます…いや、「萌えていると思っていた」のです。
「猫耳キャラ」には色々なタイプがありますが、本当にただ耳だけというのは頂けません。しっぽは絶対条件です。手足も人間のものではなく猫的なものが良いですね。ついでに言うと手足だけでなく全身毛皮の方がいいですね。あと「ヒゲ」、あまり猫耳キャラに猫ヒゲが生えているのは見かけませんが私は有るほうが好きです。あと人間サイズより猫サイズの方がかわいいですよね。それから顔も人間の顔より猫顔が方がいいですね。って もうこれは猫ではないか。
衝撃の事実!なんということでしょうか、私は猫耳に萌えていたのではなく その奥にある猫そのものに萌えていたことが判明しました。私は人間嫌いのフシがありますが、相手が猫耳さえ付けてくれれば好きになれると思っていたのに 所詮その「好き」は猫に対しての「好き」でしかなく、結局私が人間嫌いであることをより証明することとなったのです。
…まあ、「猫耳キャラなら性別はどうでもいい」とか思ってた時点で気付くべきでしたが。
私は以前「『テニスの王子様』は楳図かずお的ホラー漫画である」と主張しましたが、さすがに「慣れ」というものは恐ろしく、テニスの王子様で何が起きようとあまり気にならなくなってきました。許斐先生、これが無我の境地というやつですか…とか思ってたらコレですよ!
――会場にいる誰もが目を疑う
うん、確かに目を疑いました。その後許斐先生の正気を疑いました。
そこには信じられない光景があった
うん、信じられない。これにオッケーを出した編集者が居ることが。
「俺は夢を見ているのか!?」
うん、夢であってほしい。
「一人でダブルスだとぉ フザケるなっ!!」
うん、フザケてるとしか思えません。
そんなわけで、相変わらずテニスの王子様に怯える日々なのでした。
「学力低下はゆとり教育のせいだ!」
よく聞きますねこのセリフ。しかし、このセリフは明らかに間違っているのです。なぜなら、「ゆとり教育」などというものはまだ始まってもいないのですから。
「ゆとり教育」という言葉を一度冷静に考えてみましょう。普通に考えればこれは「ゆとりのある教育」という意味ですが…では、現在行われている教育は「ゆとりのある教育」でしょうか?
学習指導要領改訂によって、授業時間と教育内容の両方が削減されました。例えるなら「仕事量が1割減ったけれど、期限までの期間も1割減った」ようなものです。これで仕事にゆとりはできますか?
要するに、生活にゆとりはできましたが「教育」にはゆとりが全然生まれていないのです。つまり今行われている教育はゆとり教育でもなんでもなく、「偽りのゆとり教育」とでも言うべきものなのです。
・「真のゆとり教育」とは?
今行われている教育が「ゆとり教育」ではないことはわかっていただけたと思いますが、では「真のゆとり教育」とはどのようなものでしょうか?…答えは簡単ですね。「教育内容を減らす」か「授業時間を増やす」か(もしくはその両方)して、ゆとりある教育を行うのが「真のゆとり教育」です。
たとえば「理科の実験」を思い浮かべてみましょう。「実験」は実際に自分の目で結果を見れるので非常にわかりやすいですが、「失敗」の可能性が常にあります。理科の実験で失敗して正しい結果が得られなかった経験のある方は、その時教員にどうするよう言われたか思い出してください…恐らく「とりあえずそのまま書け」「他の班の結果を写せ」などといった対応で、やり直すよう言われた方は少ないかと思います。
これは仕方ない事です。実験は時間がかかるので やり直すとなると次の授業を潰さねばなりませんが、そうするとただでさえ少ない授業時間がさらに少なくなって指導が間に合いません。
しかし「真のゆとり教育」ではどうでしょうか。ゆとりのおかげでやり直す時間は充分にあります。実験だけに限った話ではなく、数学などで誰か一人がつまづいてしまっている時、ゆとりが無ければその生徒を置いて先へ行くしかありませんが ゆとりが在ればじっくりその生徒を教えることができます。これが「ゆとり教育」の利点なのです。
・ゆとり教育の是非
「ゆとり教育」とは今現在行われている妙な教育の事ではなく もっと良い物だという事はわかっていただけたと思いますが、「それでも詰込教育の方が良いのではないか?」と思われる方もいるかもしれません。
ゆとり教育は世間で言われている通り 基本的に「落ちこぼれ救済」の教育です。それゆえ逆に「できる人」にはあまり効果が無いのは仕方ないことです。
「詰込教育」では大きな容量と詰込口を持つ「できる人」は非常に成長します。が、「落ちこぼれ」には一度つまづくと追いつくことができない教育です。
結局のところどちらも一長一短です。「ゆとり教育によって『最低レベル』の基準を引き上げる」…うむ、なんか正しそうだ。「詰込教育によって才能ある生徒をより伸ばす」…あれ何かこっちも正しそう…どちらが良いかなんて実際にやってみなければわからないことなのです。
ただ、「偽りのゆとり教育」が失敗だったために 世間が「やはりゆとり教育は駄目だ、詰込教育を復活すべきだ」という論調になっているのが気がかりなのです。つい先程書いたとおり「どちらが良いかなんて実際にやってみなければわからない」のに、「真のゆとり教育」が試されることすら無く消えゆこうとしています。なんだかそれが哀れで仕方なく、こうした文を書いた次第です。
今現在 当サイトのトップページのタイトルには『猫と重金属 - Cat And HeavyMetal』と書かれています。(当初は『猫と重金属』だけでした。)しかし「アバウト」のページに書かれている「サイト名」は『猫と重金属』のままです。
一応『猫と重金属』がサイト名で『Cat And HeavyMetal』は副題…ということにしています。ですのでサイト名を書くときは『猫と重金属』だけで構いません。
というか、構ってもらっては申し訳ないのです。なぜなら、『Cat And HeavyMetal』を副題として付けた理由が「なんとなくGoogleで『"Cat And HeavyMetal"』で検索したら Web全体でも一件も引っかからなかったので一番乗りしたかった」というお前は処女雪に足跡付けたがる小学男児かという子供みたいな理由ですので、本当に構わないで下さい。
最初に『猫と重金属 - Cat And HeavyMetal』と入力するには、一々日本語英語を切り替えて入力するか、トップページのソースを開いてコピーするなどしなければなりませんが、どちらにしろ『猫と重金属』とだけ入力するのより数秒余計に時間がかかってしまいます。もし私のサイト名を副題まで入力したことのある方が「あと数秒あったら○○できたのに!」と思うような体験をしたら本当にごめんなさい。そんな体験どんな状況で起こるのかよくわかりませんが。