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07月1日(金)

戦争は正しいんですよ

 「体罰は絶対に良くない」などと言っている人を見ると…特にその人が教育関係の職に就いている人だったりすると、非常に腹が立って仕方ありません。

 だって考えてみてください。日本中の「昔はオレもワルだった自慢」をする人を捕まえて「どうして真面目になったんですか?」と訊けば、何人か「高校の時 ある先公に殴られたんだけど(中略)『ああ、この人は俺の為に殴ってくれたんだ』って思ってよ(後略)」と古い青春ドラマみたいな回答を延々してくれる人がいることでしょう。
 別に上記の通りの回答に限らず、とにかく「体罰を受けたことで良い結果となった」経験を持つ人が一人でもいればいいのです。(広い世界に一人もいないとは思えません…まぁそれは推測でしかないですが、いくらなんでもこの推測を否定するのは無茶というものでしょう。)一人でも例外がいれば「絶対」とは言えません。そんな中学だか高校だかでやる程度の論理も理解していない人が教育関係の職に就いているなど許せません、勉強し直しなさい。

 …とまぁ、「○○は絶対××」「全ての○○は××」という意見の多くは簡単に否定可能です。たった一個でも反証を出せばいいのですから。

 で、「全ての戦争は悪である」という意見、よく聞きますよね。これも単に「全ての」の部分だけを否定するのは結構簡単と思われます。しかしここで一歩踏み込んで、「多くの戦争は正しい」という主張をしてみたいと思います。

 さてそもそも「戦争」とはなんぞや。というわけで広辞苑(第五版)を引いてみました。

1.たたかい。いくさ。合戦。
2.武力による国家間の闘争。

 2.に出てくる「闘争」を引くと「たたかい争うこと。」だそうなので、1.2.を合わせると結局「戦争」とは「たたかい」です。では「たたかう」を引くと…

2.互いに兵を出して攻め合う。

 (4つ意味がありましたが2.以外は関係なさそうなので省略しました)ここで重要なのは「互いに」ということです。「互いに」ということは、片方が一方的に攻めているだけなら戦争ではないのです。もう一方が兵を出し反撃して初めて戦争になる…つまり、基本的に戦争は被侵略側によって起こされているのです。

 そう考えると、戦争とは起こす側から見れば常に「自衛戦争」です。これには集団的自衛も含みます。例えば仮に北朝鮮が日本に攻めてきた時(この時点では戦争ではありません、ただの侵略です。)、自衛隊なり在日米軍なり国連軍なりが北朝鮮軍と戦うことで「戦争」が始まります。もしも戦争が正しくないというなら、自衛隊も在日米軍も国連軍も誰も戦わずひたすら攻撃に耐える方が良いということになります。…まさかそんな風に思う人はそうはおりますまい。ですから戦争は正しいんですよ。

 ただこの理論を以てしても全ての戦争が正しいとは言えません。例えば先のイラク戦争(正確に言うと、アメリカの侵略に対するイラクの自衛戦争)は、イラクが自衛戦争などせず すぐに降伏していれば米軍機による誤爆などもなく被害が少なく済んだわけですから、正しくない戦争です。
 とはいえ「抵抗しないほうが良かった戦争」というのはこれ以外にそう多くは思いつかないので、多くの戦争は正しいと言えます。

 

 …まぁ言葉遊びの屁理屈でしかないですが。

 

 ちなみにこの理論を使えば、右翼さんでなくとも「日本は侵略戦争など起こしていない」と言い張る事ができます。侵略はしたかもしれませんが侵略戦争を起こしたわけではないですから、と。…この言い訳を使うと左翼からも右翼からも怒られると思いますが。

ヤマノテオンライン

 某電車の「Please change here for the "Yamanote Line"」という英語アナウンスを聞くたびに、「ヤマノテオンライン」という怪しいゲームタイトルが私の心に浮かびます。

 不思議と「〜オンライン」というのが似合う路線名ってあまり無いです。「埼京オンライン」「中央オンライン」「東海道オンライン」「湘南新宿オンライン」やっぱりイマイチです。「高崎オンライン」「大江戸オンライン」ああこのへんはいいかも。(四音節がいいんですかね、「ウルティマオンライン」とか「シグルイオンライン」みたいに) でもやはり山手オンラインが一番しっくりきます。

 山手オンライン。名前だけから判断すると「電車でGO!」的電車運転シミュレータのオンライン版と思われます。多人数プレーですので、今までの電車でGO!ではできなかった「最大速でひた走って前の電車に追突」「電車をずっと止め続けて、後ろの電車全てを追突させ『220両電車だ!』と言い張る」といったプレーが可能です。
 …真面目にやっている人が一人の馬鹿のせいで酷い目に合う、そんな非常に嫌な気分になれるオンラインゲームになりそうです。是非TAITOさん作って…くれなくていいです。

※電車でGO!繋がりであまり関係無い話…兄が電車でGO!をやりたいと言うのでやらせたところ、幾度となくブレーキをかけたままアクセルを入れて注意されていました。そして挙句に吐いた言葉が「やっぱ俺にゲームは合わないんだよ!」…それはゲーム以前の問題だと思うんですが。車運転するときもブレーキかけたままアクセル入れてるんですか?

07月8日(金)

好きか嫌いか、でなく 好きか不適切か。

 野菜を食べない子供に「好き嫌いは良くない」とか言う人いますけど、あれは絶対おかしいですよね。好きな食べ物があるだけで悪ですか。それに嫌いな食べ物がある事だって自然なことです。大切なのは嫌いな物でも我慢して食べることで、嫌うこと自体をやめろってのは無理というものです。

 人間、好き嫌いは当然の感情です。ですから例えば「この漫画は好きだけどこの漫画は嫌い」などと言う権利は当然あります。

 ただし、「嫌い」に関しては「言わないほうがいい状況」がよくあります。例えば、それを好きな人が傍にいる場合。自分の好きな物を目の前で否定されていい気分がするはずありません。
 「好き嫌いは当然の感情」ですが、それを露骨に表に出すかは別問題です。それを好きな人の大勢いる前ではっきり「嫌い」などと言えば、現実では「空気読めない奴」ネットでは「荒らし」などと言われても当然。そうした状況では口を噤むか合わせるかするのが社会性のある人間というものです。(ちなみに私は「陰口」という奴は悪いことだと思いません。むしろ本人の前で言うよりは遥かに良いとすら思います…ただし、絶対バレないように気を使うことと、陰口を叩く際のメンバー内に陰口の嫌いな人がいない事が条件ですが。)

 ただし、大手を振って作品を否定できる状況があります。それは…その作品が「不適切」な場合です。例えばルールを守っていない、不謹慎である、などです。そんな状況ならば否定(批判)は基本的に許されます。

 この時 必要以上に「不適切だ」という叩きが行われるならば、「それを嫌いだが今まで我慢していた人間」が チャンスとばかりに叩いている可能性があります。…なんだかこんな書き方ではそうした人を批判しているみたいですが、決してそうではありません。目の前で単に「嫌いだ!」と言うのは良くありませんが、かといって我慢してストレスを溜め込むのも良くないわけで、「不適切だから」と批判する行為はその両方を避けているなかなかの好手です。
 それよりも、そうした意見を「お前らはただ叩きたいだけなんだろう!」などと一蹴する人を批判したいのです。

 「嫌い」という感情は(特にファン及び本人の前では)隠すべきではありますが、ファン及び本人は そこから漏れ出てくる「嫌い」という感情を無視すべきではないと思うのです。

 「あるキーワード(例えば商品名)を入力すると、そのキーワードへの良い評価と悪い評価をネット上から探してくる」というアプリケーションを開発している会社・研究室が多くあります。[参考:ブログで探す商品の口コミ情報、アクセラが新検索を開発など] 今までは一般ユーザーの商品評価を知るにはアンケートハガキなどを使うことが多かったですが、わざわざアンケートハガキを送るのは「良かった」と思う人が中心で(余程酷かったら腹を立てて送るかもしれませんが…)「ちょっとした不満」などが見えてこないため、そうしたアプリケーションを開発しているのだそうです。

 好かれている部分をさらに伸ばすより、嫌われている部分を改善するほうが費用対効果が大きいものです。ですが「嫌い」という感情はなかなか表に現れてくれないので、どういったものが嫌われているかの分析は普段は困難です。不適切なものが必要以上に叩かれる時…その時こそ、何が嫌われているかを掴むチャンスなのです。

 何かが必要以上に叩かれている時、擁護者が現れ 批判者の人格批判を始めることがありますが(まれに本人がやりだすこともありますが…)、そんなことをしている暇があったら「もしかしたら嫌われているのではないか?」「だとしたら、どうして嫌われているのか?」と考えてもらいたいものです。「嫌いだから」という自己的な理由を見せず あくまで「不適切だから」と論理的に批判する人たちは、少なくとも場をわきまえてはいます。もしかしたら場をわきまえてないのは貴方たちかもしれませんよ…?

武装錬金8巻発売

 世間ではもっぱら同日発売された「魔人探偵脳噛ネウロ」1巻の「ドーピングコンソメスープレシピ」が話題ですが、皆様 武装錬金8巻のことを忘れてやいませんか。

 ご存じない方のために解説しますと、武装錬金とは 近年のジャンプでの最萌えヒロイン蝶野攻爵(パピヨン)様でおなじみの変態的王道的少年漫画。作者の和月伸宏氏はジョジョ好きとしても有名であり、作品中でのジョジョネタ数は恐らく大亜門/木多康昭両氏に次いで第三位でしょう。ギャグ漫画ならともかくストーリー漫画でジョジョネタをあれだけやるのですから、もう荒木先生のことは神のごとく思っているはずです。

 しかし、そんなジョジョ好きのはずの和月先生がとんでもない真似をやらかしました。

円山は当初、小さくした人間を鳥籠で飼育する趣味を持つサイコなキャラでした。(中略)「こりゃあ少年誌でやるアイデアじゃないなぁ」とやっぱり考え直して没。
 (武装錬金8巻186頁「ライナーノート」より)

 …えーと、これは…


コレのことかー!!

 ジョジョ好きならばまさかこのシーンを忘れていたわけではないでしょう。これはもう「荒木先生…アンタの漫画は少年誌向きじゃないんだよ!」と言っているとしか思えません。…そりゃ確かにストーンオーシャンはジャンプ後部に陣取り SBRは少年誌から飛ばされはしましたが、流石にこの発言は神たる荒木先生にケンカを売っていると言っても過言ではありません。

 荒木先生(かみ)に ケンカをうるとは‥‥ どこまでも たのしい和月組(ひとたち)だ!
 よろしい。打ち切られる(しぬ)まえに かみのちから とくと めに やきつけておけ!!

 というわけで、ウルトラジャンプ5月号(4/19発売)で荒木先生(かみ)の力を目に焼き付け、和月先生はジャンプ21・22合併号(4/25日発売)で打ち切られた(しんだ)のでありました。

 「打ち切り(これ)も アンケート至上主義の サガ か‥‥」

07月15日(金)

テニスの王子様に見る魁!!男塾の影響

 当サイトの最初のネタ絵は「テニスの王子様」と「魁!!男塾」の合成パロディでしたが、ネタとして描いたはずが最近のテニスの王子様は完全に男塾化しています。

 例えばヤマカムつっこまれているこの展開。

勢いあまって柱に激突して、額から血を流しながら「なんだ…負けんのかよ…このまま…」という台詞を吐いておきながら、30〜40%の力という手抜きの状態なんて展開、誰も想像もつきませんよ。

 予想外の展開のために突然(今までの展開と矛盾する)新たな設定を持ち出すこの姿は、まさしく「この月光、生来目が見えぬ!」の台詞に誰もが「大威震八連制覇で透明ブーメランに苦戦したのは何だったんだ!」とつっこんだあの男塾的展開です。

 テニスの王子様と男塾の共通点はこれだけにとどまりません。例えば「異名」を持つキャラが何人かいますが(例:「4つの肺を持つ男」ジャッカル桑原、「コート上の詐欺(ペテン)師」仁王雅治、等々)これは明らかに「地獄の魔術師(ヘルズマジシャン)」男爵ディーノを意識しています。(なお、やおい好きの心を揺さぶるような展開は男色ディーノを意識しているという説がありますが定かではありません)

 他にもたくさん共通点があります。

  • 主人公は一年/一号生
  • 戦いにまったく参加しないけどよく出てくる数人の同級生(松尾、田沢、秀麻呂⇔堀尾、水野、加藤)
  • 主人公の戦いはそんなに多くない(まぁ団体戦だからそりゃ当たり前ですけど…)
  • 物理法則無視しても「スゲー」「フフッ全く私たちは恐ろしい先輩を持ったものです…」等の一言で済まされる
  • ギャグ漫画扱い

 このように男塾と(特に最近の)テニスの王子様は非常に共通点が多いので、きっと今後のテニスの王子様は以下のような男塾的展開があるのではないでしょうか。

  • 倒した学校の生徒が転入してくる(田仁志様希望)
  • ラケットから虎や竜の氣が出る
  • 雨あられと飛んでくるボールに対し三年生四人が壟義盾行で死亡
  • 監督が宇宙に飛ばされる
  • 打ち切り

 しかしここに一つの恐ろしい事実があります。それは…上で挙げた男塾での「この月光、生来目が見えぬ!」の矛盾は単行本数巻の差があるため、荒木先生風に言えば「ああ、そんなのあったね」という感じです。しかし、今回のテニスの王子様の矛盾は「同じ話内での矛盾」!…そう、最早テニスの王子様は男塾を越えてしまったのです。

 ですから男塾を元にした先程の展開予想は当てにならないでしょう。そこで男塾を上回る展開を予想してみました。

  • 巻末コメントで「漫画で重要なのはオサレ感だ!!オサレ感だけでいいんだ〜!そうですよね!久保先生。」
  • その後巻末コメント部分で突如小説「河童と一緒に旅に出る」連載開始
  • 時たまコマの間に「Live Like Racket!」の一文が入る
  • 女子中学生買春で打ち切り

 明らかにありえない展開予想の数々ですが、最近のテニスの王子様は叙述トリック小説以上に予想外の展開だらけですので これくらいの展開予想の方が案外当たるのかもしれません…展開っていうかまったく内容には触れてない気がしますが。

 

 それにしても、もし私の活動が半年遅れていたらあのネタ絵は生まれたのでしょうか。もう今では私はあの漫画でネタ絵を描くのは無理ですよ、ネタ元のパワーが強すぎますから…

07月22日(金)

テクマクマヤコン全ての漫画よ覚悟のススメっぽくな〜れ♪

 覚悟完了!

 というわけで覚悟のススメは最高です。ですがもうだいぶ前の作品ですので入手に苦労しました。あちこち探しても1・3・5巻が見つからず、もうこうなったら古本でもいいやと覚悟完了していたのですが(古本も古本でなかなか無いですけど)エコロジー毒電波の ぎるさんがなかなか見つからなかった7巻を見つけたという書楽なる店へ行ったところ…おお、全巻揃っている!流石に「銃声の子守唄」は売り切れたのかありませんでしたが、とりあえず1・3・5巻購入。今から覚悟のススメを集めたい関東在住の方は書楽へどうぞ。流石さいたま新都心などという都会的でゴージャスな駅名なだけあります。実に都会的です。県庁のくせに快速電車が停まりませんけど実に都会的です。

 以前も覚悟のススメの良さを伝えましたが、あれはちょっと一部分を誇張して伝えすぎました。そんなに内臓ばかりの漫画ではないですよ。というわけで内臓以外の良いシーンを。

全裸

全裸

全裸

何だか知らんが とにかくよし!

 …また一部分を誇張して伝えすぎました。とはいえ覚悟のススメは「内臓3:全裸3:その他4」くらいの割合なので、これでもう覚悟のススメの素晴らしさを半分以上は伝えることができました。

 ともかく覚悟のススメは最高に格好いい漫画です。変身ヒーロー物なので是非とも実写化して仮面ライダーシリーズの放映時間に流してください。お子様大泣き間違いなし!そして小学生が休み時間に教室で「因果!」「螺旋!」と遊ぶ光景が目に浮かびます。絶対無理ですけど。

 話が脱線しましたが、特に時々入る四字熟語が堪らなく格好良いのです。「覚悟完了」「超越善悪」「捨身成仁」などなど…


覚悟のススメの格好いい四字熟語の例

 そんなわけで、色々な漫画に四字熟語を入れることで覚悟のススメのように格好よくしてみました。

 

 まずは武装錬金から。しかしそもそもこの漫画、既に四字熟語を多用しています。


武装錬金での四字熟語使用例

 しかし正直なところ、この漫画は四字熟語を使いこなせてないと思うのです。そこで不肖ながら私が、もっと武装錬金に適した四字熟語を入れてみました。


註:「臓物四散」は造語です

 この方が武装錬金らしくていいですよね。他にも「変態蝶々」とかもっと武装錬金らしい四字熟語を使っていただきたいものです。

 

 続いて「GOTH」。長らく発売未定のジョジョ小説でお馴染み乙一先生の「GOTH」の漫画版です。「これは四字熟語じゃない」などのツッコミは不可。

 普段あまり「○○の漫画版」というヤツは原作を知っている場合ゲンナリすることが多くて読まないのですが、この漫画は良いです。省略している部分が多くてストーリー的には薄さが否めませんが、「暗黒系」に出て来た死体描写の数々を上のように忠実に絵に起こしているだけで、充分買う価値があります。

 

 続いて「きんぎょ注意報」。なんか今までの流れのせいで、少女漫画なのに内臓とか出そうな気がしてきますね…しません?

 

 「無敵鉄姫スピンちゃん」のあとがき漫画より。大亜門先生、来週から新連載ですね。とりあえずジョジョネタが出て来るかどうかが気になります。ジョジョネタが出て来ないなら面白くたって単行本買ってあげません。

 

 クロ高3巻より。うわー笑いごっちゃねぇー。映画は公開できるようですけど、どうなるんですかねぇ。

 

 宣伝です。皆さん「サナギさん」一巻買いましょう。ちなみに一巻発売記念として、「力を出し切れなかった漢字テストみたいな魚へん湯のみ」の抽選読者プレゼントがあります!…が、もう締め切りは過ぎています。どうして締め切り前にコレを書かなかったのかって?…そりゃぁ勿論一人でもライバルを減らすためですとも!

 

 最後はやはりジョジョで締めるとしましょう。

 …ジョルノのスタンド名のことですよ?変な誤解をしないでください。

おまけ:覚悟のススメっぽいフーゴとナランチャのケンカ

07月29日(金)

「ニュースサイト」に思うこと

※この文章内での「ニュースサイト」とは、主にネット上から様々な情報を取捨した上で公表する所謂「子/孫ニュースサイト」を指します。新聞社などの「親ニュースサイト」の事は指しません。

 もし私がネタ絵を自サイトのみで公開し そしてそれがどこからも紹介されなかったとしたら、私の絵を見てくれる人の数など多く見積もって数百人というところでしょう。しかし他のサイト、特に所謂「ニュースサイト」に紹介されることで、非常に多くの方に見てもらえるようになります。人様に見てもらい そして笑ってもらうために描いている身としては、多くの人の目に触れるようになることが嬉しくないはずがなく、ニュースサイトは非常にありがたく、感謝に堪えない存在です。

 なのですが…ちょっと気になる点があるのです。

・部分的な紹介について

 5枚組の連作ネタ「白面もイチコロ(まだ見ていない方は先に見ていただけると嬉しいです。以下にネタバレがあるので)朝目新聞に投稿したとき、管理人である机器猫さんからこのようなコメントを頂けました。

とりあえず最初は間違っていても強そうだったのですが、サガ2でも雲行きがかなり怪しくなってきたと思った所にデグチホソナールが来て爆笑しました(笑)

 好意的なコメントはどれも当然嬉しいものですが、この時一番嬉しかったのはこのコメントでした。なぜなら、この反応こそ私が最も期待していた反応だったからです。やはり自分の期待したところで笑ってもらえるのが一番であって、例えば偶然誤字があってその誤字に対して笑いが起きたとしたら「オイシい」とは思うかもしれませんが、これほどの嬉しさはないでしょう。
 自分のネタを解説するのはちょっと寒いですが、やはりこのネタはだんだんおかしな方向に行くところを笑って欲しいのであり、前半のネタはいわば前フリに過ぎません。…しかし前フリ侮るべからず、前フリがあるから本ネタが生きるのです。

 さて、このネタはいくつかのニュースサイトに紹介して頂けました。それは最初に書いた通り嬉しいことではあるのですが…リンク先が1枚目ではなく4枚目や5枚目のニュースサイトがありました。

 そのニュースサイトの管理人氏はその4枚目なり5枚目なりが面白かったからそこをリンクしたのでしょうが、管理人氏自身は恐らく1枚目から順に、すなわち前フリを見てから4,5枚目を見たはずです。…さて、前フリのネタを抜いていきなり4,5枚目を見た場合 はたして順番に見たときと同等に面白いのでしょうか?管理人氏がそれを考えた上で「問題ない」と判断してそこにリンクを貼ったなら私はまったく文句はないのですけど…

 それに、4枚目5枚目を先に見ると1〜3枚目は面白くなくなってしまうんですね。特に4,5枚目から前へ戻っていき2枚目→1枚目の順で見た場合、1枚目は絶対面白くないはずです。(とはいえこれは「進む」だけでなく「戻る」リンクをつけてしまった私の責任ですが)

 それから最近「テニスの奇妙な王子様」を転載しているサイトがあったのですが…私は転載自体は別にいいかと思うんです。別に「コレ描いたの俺で〜す」とか書いてるわけでなく ちゃんとこのサイト名とURIを明記してありましたから…(一応補足…「私はそれなら転載されても構わない」と言っているだけであり、一般的には無断転載はサイトを明記しようが駄目です。)でもそのサイトが転載したのが「3枚目と おまけの1枚目」なのです。こっちは1→2→3→おまけの順で見て貰ったときに一番良くなるように描いてるのに…!(というか何故リンクせずに転載したんでしょうか。別にリンクは自由なのに…)

 別に「リンクは1枚目のページにしろ!」などと前時代的なことを言うつもりはないですが、自分が面白いと思った物をただ載せるのではなく、それを最も面白く伝えられる形で載せて欲しいのです。
 4,5枚目へリンクしたニュースサイトの管理人氏はちゃんと考えた上でリンクした可能性も充分ありますが、転載サイトの方は正直なところ何も考えていないのではないかと…

・見出し/コメントについて

 ニュースサイトが何かを紹介するとき、「見出し(タイトルや要約)」と「URI」は必ず書きます。「(それに対する管理人氏の)コメント」「紹介文」「トップページのURI」「情報元」などはサイトによって書いたり書かなかったりしますが、この二つが無いニュースサイトはまず有り得ないと言っていいでしょう。

 紹介先にも普通何らかの「見出し」があるので、ニュースサイトの方の「見出し」にはそれがそのまま用いられる事が多いです。…が、必ずそのまま用いられるわけではなく、そのニュースサイト管理人氏の考えた新たな見出しが付く場合もあります。

 例えば「いかにして隠すか?」と見出しを付けた私の週記を、朝目新聞では「少年誌における○○の隠し方考察」と見出しを変えて紹介してくれました。これを見たとき私は「ああ、このタイトルにすれば良かった」と思ったものです。(過去に書いたものはできるだけ直さないことにしているのでそのままにしていますが。)「いかにして隠すか?」では何の話かよくわからず、いまいち興味も湧きません。しかし「少年誌における○○の隠し方考察」と変えることでずっと興味を引きやすくなったと思います。

 このように見出しが変わり「確かにこの方が良いなぁ」と思うことは多いのですが、たまに「何でこう変えたの?」と首を傾げざるを得ない見出しが付けられることもあります。

 例えば上で書いたテニスの奇妙な王子様転載サイトでは、「ジョジョの奇妙なテニス」となっていました。…なんだかこれではジョジョキャラがテニスやってるみたいで、テニスの王子様ネタだとは分かりません。わざわざ変えたことにどんな意図があったのでしょうか。…「なんとなく」だったらちょっと怒ります。私なりにかなり考えてタイトルを決めているのに、そんな理由で改悪されたら堪りません。

 でもこれはまだいい方かもしれません。酷い場合ネタを殺してしまうようなネタバレコメントをされることがあります。そんなコメント付けて紹介されるくらいなら紹介されない方がマシとすら思ってしまいます。

 見出しやコメント次第で閲覧者が受ける印象は大きく変わります。変哲も無い物を面白くすることすら可能です。例えばこの「落ちる人たち」というニュースを見ても普通「変なパフォーマンスだなぁ」くらいにしか思いませんが、ちょっと見出しとコメントを変えてしまえばジョジョネタに早変わり

 ニュースサイトは「興味深い・面白い物を紹介する」だけでなく「面白紹介する」場所でもあると個人的に思っています。そして「人気ニュースサイト」の多くは更新頻度や量・質が優れているだけでなく、後者の能力が高いと見ていて思います。コメントを殆ど付けないタイプのニュースサイトでは分かりにくいですが、たまに見出しを変えていたりしますし(コメントが無いからこそ見出しが重要になるのです)、何よりネタを殺すようなことは滅多にありません。

 しかし、そうした人気ニュースサイトに憧れて始めたと思われるサイトの中には「面白紹介する」事などまるで考えていなさそうなサイトがちらほら。よそのニュースサイトから自分が面白いと思った物を取ってきて自分の感想を付けるだけ。その結果ネタを殺すようなコメントになっていることに気付かない…そんなサイトが見受けられます。見る人の立場に立って考えれば、そんなコメントは付けないと思うのですが。

・まとめ

 結局この文章を通して言いたいことは、「見る人のことを考えているのか?」という事です。私は「見た人に笑ってもらいたい」と思ってやっている以上、ニュースサイトの方でも見る人のことを考えて紹介してくれれば、私としても変に阿られたりするより遙かに嬉しいのです。

 「見る人のことを考える」なんてサイトの種類に拘らず当然行うべきなのですけどね…

おまけ

 偉そうな事を書くと自己嫌悪に陥ります。

 それはさておき、「二つの漫画の合成ネタ」を例えば「ジョジョ×テニプリ」といったように『×』を用いて紹介されると、ジョジョキャラ(♂)がテニプリキャラ(♂)を攻めている図が浮かんでしまうのでやめて頂けませんでしょうか。