「オマエはテニスの王子様以外の話題が無いのか!」と各地で大絶賛の当不定記ですが、今日も今日とてテニスの王子様の話です。他の話を読みたいって?じゃあ別のサイトに行けばいいじゃないか!(ヤケ)
さて、最近のテニスの王子様の衝撃的展開といえば、もちろんリョーマの唐突な記憶喪失です。個人的には、遅れた以上は漫画のお約束として 当然自分の試合開始ギリギリにやってくるだろうと思っていたのに あっというまにやってきた方が衝撃的でしたが、それはさておき。
この件に関して各界で記憶喪失に関する推測が行われていますが、その多くが「記憶喪失が今後の展開にいかなる影響を及ぼすか」(例:「名人伝」説)という点に向かっており、記憶喪失の原因については語られてすらいないか、語られたにしろ「準決勝後〜決勝戦の三日間に行ったテニス修行の一環で(或いはテニス修行中の不慮の事故で)記憶を失った」とだけ解釈されている事に、私は不満を覚えます。はたしてそれでよいのでしょうか。確かにそう解釈する事が最も自然である事は私も認めますが、しかし、常識にとらわれず様々な角度から検証を行うのが科学的態度というものです。そこで、リョーマ記憶喪失の原因に関する仮説を二つ発表したいと思います。これが正しい説であるという自信はありませんが、これを機に記憶喪失の原因に関する様々な説が出る事を期待しております。「多様性は善」なのです。
その前にまず前提として、「記憶喪失の原因は既に漫画中で伏線的に触れられている」ものとします。この前提を外すと「休みの間にUFOにさらわれて記憶を奪われた」とか「実はリョーマの前世は魔界の王であり、
「準決勝後〜決勝戦の三日間に行ったテニス修行の一環で記憶を失った」という説にしても、リョーマの父・南次郎が「そろそろ本格的に教えないと駄目だねアイツも」と言っており、父の(記憶を失うほど)厳しい修行の伏線になっている、と解釈できます。
さて、「記憶喪失の原因は既に漫画中で伏線的に触れられている」とすると、記憶喪失に陥ったのはリョーマ一人である事から、「リョーマだけが経験した何か」が記憶喪失の原因である事に疑いの余地はありません。そこで例の説以外に真っ先に思い当たる「仮説 一」が、
コーラを飲んだ越前リョーマの図
準決勝後の焼肉編において、リョーマは乾特製ドリンク『
元気になった白石と黒羽の図
いや、決勝戦に入ってからこの二人を見た覚えがありませんから、もしかしたらこの二人も記憶喪失に陥っている可能性もあります。
とにかく、焼肉編において「甲羅」を飲んだ後は リョーマは主人公だというのにまったく登場していません。これは気を失っていたであろう事を意味し、それほどの衝撃を受けたとなれば 記憶喪失に陥っていたとしてもなんら不思議の無いところです。以上が仮説 一、「甲羅説」です。
しかし、一つ疑問が残ります。それは、「何故リョーマは甲羅を怪しまず飲んでしまったのか」という事です。
青学メンバーにとって、乾汁が毒以外の何物でもないことは テニスのルール以上に常識であると言えます。ここで「『コーラ』なんて名前だから 本当に普通のコーラかと思ってしまったのだろう」などと考えるのは素人です。以前も乾は「岩清水」という普通の名前(しかしその正体は「イワシ水」)の猛毒ドリンクを作っており、それを他校生徒が飲もうとした際に リョーマを含む青学メンバー一同が全力で止めようとしています。普通の名前であっても乾汁は毒であることは、青学メンバーにとっては常識中の常識であるのです。
哀れな子羊を助けんとする青学メンバーの図
では何故リョーマは甲羅を飲んでしまったのか?これは、「この時点でリョーマの記憶が消え始めていたから」ではないでしょうか。つまり、記憶喪失の原因はそれ以前に存在していたのです。
そこで回想してみると真っ先に思い当たるのは、「超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐」です。この技を受けたのはリョーマ一人、条件に当て嵌まっています。
私はかつて銀様の「あれはワシの百八式より危険だぁ――!!」という言葉から、波動球百八式より強大な威力の技とはどのようなものかという考察の末「超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐は時空を斬り裂く説」を発表しましたが、そうではなかったのかもしれません。『危険』なのは「威力」ではなく「殺傷力」だったのでは…?「超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐」は、どのような仕組みかはまだ考察できていませんが、まともに喰らった場合 脳をズタズタに破壊されてしまうような技だったのではないでしょうか。波動球を受け続けた河村は重傷を負いこそしましたが、命には別状ありませんでした。しかし脳を破壊されては死は確実であり、危険度は比べ物になりません。
なんとか「超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐」を半分だけ返す事に成功したリョーマではありましたが、しかしその時確かにダメージを受けてしまっていたのです。すぐには変化が起きませんでしたが、その日の夜ごろから少しずつ脳をやられ始め、そして三日後には記憶を失うほどに脳を破壊されてしまったのです。
この説をとる場合、決勝戦ではリョーマは脳の病気を抱えながら強大な敵と闘う事になります。…これ、どこかで聞いた展開ではありませんか?
そう、言わずと知れたスポーツ漫画の名作、「あしたのジョー」です。ジョーはパンチドランカーの症状を抱えたまま、最強の世界王者 ホセ・メンドーサに挑みます。……スポーツ漫画の異端中の異端を突っ走ってきた許斐先生ですが、最後の最後でとうとう王道への回帰を見せるのかもしれません。
また無断リンクがどうたらの話が再燃しているようですね。
『無断リンク/ディープリンク禁止』に対する私のスタンスを表明するならば、「リンクが嫌なら少しは自分で努力しなさい」という事に尽きます。無断リンクはやめろーやめろーと言っているだけでなく、たとえば無断リンクを弾く何らかの技術を導入したらどうですか。
…とはいえ、「無断リンク/ディープリンク禁止派」は そうした技術に明るくない人が多いと思われるので、望まないリンクをできるだけ簡単に弾く術を作ってみました。
導入はいたって簡単、フォームに必要な項目を入力すると「 killlink.js 」というファイルをダウンロードできるので、後はそのファイルをアップロードし、リンクを制限したいページのHTMLファイルにちょっとタグを書き加えるだけ。残念ながら多くの「Blogサービス」等では使えないでしょうが、そうでない普通のレンタルサーバサービスならば、CGIも.htaccessも必要としませんので大抵のサイトで使用可能です。
これだけ簡単な方法を提供した以上、この方法を使える環境にもかかわらず この方法を含む何らかのアクセス制御技術を使っていないサイトは、「リンクポリシー」に何と書いていようが「なんとなく他のサイトの真似をして書いただけで本当はどうでもいい。(だからリンク制御の為にほんの僅かな努力すらする気は無い。)」と思っていると判断し、当サイトからリンクする可能性があるのでよろしく。
ちなみに「リンクが嫌ならコレ使え!」には Java Script を OFF にすると効果が出ないという欠点があるのだけど、これは少しの工夫でどうにでもなる。具体的には、埋め込む HTML を次のように改変する。
<noscript>
Java Script を On にしやがれ。
<!--
</noscript>
(本文)
<!-- -->これで完璧。もっとも、ここまでやる奴がいたら完全に毒電波だと俺は思うぞ。
(追記) あ、全然完璧じゃない。ソース見られたら終わりだ。じゃあどうすっかな。ページの本文は CGI + Ajax で別読み込み、読み込みには Cookie が必要でそれは Java Script で仕込む、これでいいか? 流石に Cookie を自分で書き換えるなんてことはされないだろうし (普通は)。
追記の方式が最高(=利用者からは最悪)ですが、手間がかかりすぎるとか CGIを使えない環境ではできないなどの欠点があります。そこで、もう少し手軽で それでいてそこそこ効果的な方式。上の Java Script を On にしやがれ。
、の部分を以下で置き換えるだけ。
<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=http://example.com/" />
JavaScriptが無効なら 問答無用で瞬時に外部に飛ばすという極悪仕様。本来noscript要素はbody中で meta要素はhead中なので、どこに入れてもマトモなHTMLとして成り立たなくなるのが難点ですが、実際のところ大抵のブラウザで通用します。(Opera9は無効? IE6+、Firefox2、Opera8、Safari3で確認。)
というか実はコレ、忍者TOOLSが実際にやらせている事だったりする。(参考:INCORPOREAL - 2007/08/25 01:00)頭がおかしいとしか思えない。
ちなみにこの方法を書かなかった理由は簡単で、「そんな事されたら(普段 JavaScript切ってる身として)イラついて仕方無いから」。一見無断リンク禁止派に優しい態度を示すフリをして、その実 自分には被害が無いようなツールしか渡していないのです。実に打算的。
屈辱的なバナーを表示するコードを入れ込む
、などのイヤガラセをしないのも、向こうに「こんなバナーが出るようなツール使えない!(と言いつつ、自分でコードを修正しようとは露ほども思わない)」という言い訳ができないようにして追い込む作戦です。これまた打算的。これっぽっちも善人
ではない。
前巻から思っていた世界ですが、某漫画主人公の「〜だってばよ!」は凄い不自然な口調に思えるのに、マイク・Oの「〜な世界」は凄く自然な口調に思えてしまうのはどういう世界なんでしょうか。
それにしても惜しむらくは、マイク・Oにいわゆる『「ギャングスターに憧れるようになったのだ!」メソッド』が適用されなかった事です。何しろあんな今までの荒木作品で最も特徴的な口調を得るまでには、恐らくは人知を超えた異常な生い立ちや、又は人生観の変わるような途轍もない出来事を経験している筈です。キャラクターの履歴書まで作る荒木先生ですから、当然それは考えてある筈なのです。しかしマイク・Oの死とともにそれは闇へと葬られてしまい、我々はどうすれば「〜な世界」などという意味不明な口調を使う人間が誕生するのかを永遠に知る事ができなくなってしまったのです。
ところで コミックス裏に思いっきりネタバレを書いてしまう編集者は、腹を切って死ぬべきであると思う世界です。