突然ですが、数週間前に登録した「小泉内閣メールマガジン」を早くも解除しようと思っております。
以前フェチバトンを小泉首相に送った際に 回答してくれることを祈って登録したものの、一向に答えてくれる気配が無いので…いやもう小泉さんにはハラワタが煮えくり返る思いですよ。
…いや、「回答してくれなかった」事そのものに腹を立てているわけではないのです。私だってそれくらい弁えていますよ…私が腹を立てているのは、小泉内閣メルマガには「大臣のほんねとーく」というコーナーがあることです。…己のフェチも語れず何がほんねとーく
か!というわけです。まったく腹立たしい。
今からでも良いので、その他4名様の御回答をお待ちしております。
それはさておきルフレ王さんから「夢バトン」なるものが送られてきました。つくづく色々なバトンがあるもので…私も何か作ってみますか。「ヴァイキングメタルバトン」とか「ヒッタヴァイネン様バトン」とか「臓物バトン」とか…駄目だ絶対流行らない。
というわけで答えてみます。
色々ありました。漫画家とかゲームクリエイターとか。あと物心つく前の話ですが、太陽戦隊サンバルカンの黄色になりたいと言っていたそうです。
ちなみにサンバルカンはリアルタイムで見ていたわけではないので私の年齢を推定しようとしても無駄です。
叶ってないですねぇ。というか黄色の全身タイツなんて着たくないです。
夢も希望もありゃしない!
というのもアレなのでもう少し話しますと…多くの場合「夢は?」という質問は「どんな職業になりたい?」という意味ですが、そういう意味では夢はもう無いのです。
もっと広い意味で「夢」というならば有ります。猫とヘヴィメタルに囲まれた優雅な生活を送りたいです。
とりあえずヘヴィメタル専門店へ行ってCDを片っ端から買います。そして猫とヘヴィメタルに囲まれた生活を送ります。
ところで「宝くじ3億円当たったら一生遊んで暮らす」などと言う人がいますけど、実際のところ3億で一生は遊べないですよね。だって年1000万でも30年で使い果たしちゃうわけですし。…本当に夢の無い人間でゴメンなさい。
しつこいですが猫とヘヴィメタルだらけの世界です。時々臓物もあるよ。
チャットの夢を見ました。地味だー。
たまに行っているチャットなのですが、なぜか普段は全然話題にならない「週間少年マガジン」の話題になっていました。私としてもマガジンは「立ち読みはしているものの四大少年誌で一番どうでもいい雑誌」なのに何故マガジンの夢を。単行本買っている漫画の数も一番少ないですし。(クロ高のみ)
まぁとにかく夢の話に戻りますと、一人が「今マガジンにどんな連載がありましたっけ?」的な発言をしたために 皆がマガジンの連載漫画を挙げていったのですが、なぜかクロ高が一向に挙がらず寂しい思いをしていました。というか傍観してないで言え私。
すると一人が「あひるの空(マガジンで連載中のバスケ漫画。私としては好きなほうではあるけれど単行本を買うほどじゃない、そんな位置付け。)を父が気に入っていて、点が入るたびに拍手をしている」と発言。私は(テレビならまだともかく漫画を読みながら拍手するなんて相当アレだなぁ…)などと思いつつ、やはり傍観していました。
すると急に世界変化。何故かマガジンで連載中の自転車漫画の世界になっていました。現実における私のその漫画への思いは、名前が思い出せないのに調べようともしていない点から判断して下さい。ファンの方ゴメンなさい。しかし何故マガジンといいこの漫画といい、夢にこんなに興味ないものばかり出てくるのやら。猫とヘヴィメタルに囲まれた夢を見せてください。あと臓物も少々。
その自転車漫画の夢は、原作とストーリーは異なっていたものの 特におかしなことも起きずそのまま目が覚めました。
この最後の質問、他の一般的なバトンと違って「バトンを渡す」わけじゃないんですねぇ。あくまで「この人の夢の話を聞きたい」なので、ネット上の人に限らず有名人とかを挙げてもいいんですね!…って私はフェチバトンも有名人に送っているわけですが。
駄目だー4人が限界だー。 ケイシーは予知夢の超能力者です(正確には少し違いますが)。能力が真実にしろ嘘にしろ、夢の話を聞いてみたくないですか? ハウは「先端に穴のあるミシン針」、ケクレは「ベンゼンの環状構造式」を思いついた人ですが、どちらも夢からそのアイデアを得ています。こういう人の夢の話からは何かアイデアが生まれそう。 夏目漱石は「夢十夜」が好きなので。
えーとあと一人…じゃぁ、今度こそ小泉首相お願いします!というわけでメルマガ解除は先延ばし。
以前書きましたが、「お絵かき掲示板ビューア」的なものを作ろうかと思っています。まだ実際には作り始めてもいませんが、大体の仕様は考えてみたので書いてみます。なおWindows専用になってしまうかと思われます。Windows以外の方すいません。
そしてこれも以前書いたことですが、私は本格的なWindowsアプリケーションを作ったことがないので この仕様で本当に作る事が可能なのかわかりません。ですので知識のある方、不可能な点があればご指摘いただけると助かります。そして知識があり時間もある方、私の代わりに作っていただけるとさらに助かります(笑)
※ところで「お絵かき掲示板ビューア」とは謂ったものの、この仕様では正確には「ビューア」ではないですし、お絵かき掲示板でない普通の掲示板にも適応できそうです。何て呼べばいいんでしょう。
このアプリケーションは「データ取得部」と「データ出力部」に分かれています。
データ取得部では、まず対象のお絵かき掲示板にアクセスしHTML文書を取得します。そしてそのHTML文書から『プラグイン』を元に「投稿者名」「コメント」「題名」「画像URL」…などの情報を取得します。
この『プラグイン』は、「取得したHTML文書のどこに投稿者名、コメント等が書かれているか」という情報が書かれており、多少の知識(正規表現等の知識)がある人ならば自分で書くことができます。世の中には非常に多くの種類のお絵かき掲示板が存在し 出力するHTML文書はその種類によって異なりますが、プラグインによって あらゆる種類のお絵かき掲示板に(たぶん)対応できます。(勿論 主要なお絵かき掲示板用プラグインは最初から添付しておきます。)
そして取得した様々な情報から、必要であれば未取得の画像や省略されたコメント、前のページなどを取得してゆき、必要な情報が全て取得できるまで同様のことを繰り返します。
そして取得したデータは、データ出力部の働きによって 普段から使い慣れたブラウザで見ることができます。具体的に言うと…普段使っているブラウザで「http://localhost:8080/」(「8080」の部分は可変です。)へアクセスすることで、取得したデータを データ出力部が『テンプレート』に当てはめた上でブラウザへ送り、普通のウェブページを見るのと同じ感覚で見ることができます。
『テンプレート』を変えることによって、実際の掲示板と同様のデザインで見ることも、自分の好きなデザインで見ることも、元のデザインが異なる複数の掲示板を同じデザインで見ることもできます。また、省略されたコメントをいちいち読み込み直しせずにjavascriptを用いて表示することも可能になります。
また、実際の掲示板には無い 又は一部にしか付いていない便利な機能を全ての掲示板で使用可能になります。例えば高速で高度な検索機能、特定の投稿を隠すフィルター機能、RSS出力…など。
こんな仕様で考えているんですが、果たして作る事は可能なんでしょうか。あとそもそも このソフト需要はあるんでしょうか。高度な検索やフィルター機能なんて多くの人は わざわざ得体の知れないソフトをインストールしてまで欲しがるものでしょうか?ご意見お待ちしております。(例えば「こんな機能があれば多くの人が使いたがるのではないか?」といった意見大歓迎です。)
全然ポケットに入らないハヤカワポケットミステリ版 小栗虫太郎「黒死館殺人事件」ようやく読了。
『黒死館殺人事件 ハヤカワ・ミステリ 240』
本 早川書房(ハヤカワ・ミステリ 240) 著者:小栗 虫太郎(著) 発売日:1976/01, サイズ:19 cm |
今から読む方は これより安くて他作品も収録されている「日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集(創元推理文庫)」が良いかと思われます。
扨、黒死館殺人事件と云えば「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」と共に『日本三大奇書』と呼ばれています。(猶、「匣の中の失楽」を加え『四大奇書』とする事もあります。)稀に『日本三大推理小説』とも呼ばれますが、其の呼び方には違和感を感じます…此の「黒死館殺人事件」に関して特に。
一般に『推理小説』と謂う物は、結局の所『パズル』です。与えられた「状況」等の『問題文』から、「犯人は誰か?」「どうやって殺したのか?」等の『答え』を考えるパズル――其れが普通の『推理小説』のフォーマットと謂えましょう。この推理小説なるパズルには、普通に頑張れば正解に辿り着けるような物――パズルで謂えば例えば「川渡り問題」のような物――そして推理小説で謂えば「正統派」「本格派」と呼ばれる物――も在れば、ミスリーディングを誘い 実際の解答を見た時にアッと言わせる事を狙う物――推理小説で謂えば所謂「叙述トリック物」――等が在りますが、どちらにしろ読者にまず『考えさせる』事を前提としています。(叙述トリック物の中にはそうでない物も在りますが、抑々そうした作品を『推理小説』と呼ぶかは議論の余地が有ります。)
「ドグラ・マグラ」も私は普通の推理小説同様『考えながら』読みましたが、「黒死館殺人事件」は違いました。最初は此の推理小説然とした題名ですから当然『考えよう』とはしたのですが、途中から最早考える事を放棄してしまったのです。
所で、「ミレニアム懸賞問題」なる物を御存知でしょうか。「P≠NP予想」「ホッジ予想」「ポアンカレ予想」「リーマン予想」「ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題」「ナヴィエ-ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」「バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想」の7問の数学的難問から成る此の問題には、1問につき100万ドルもの賞金が懸けられています。リーマン予想などは1859年にリーマンが予想して以来、1900年に「ヒルベルトの23の問題」2000年にミレニアム懸賞問題で取り上げられたにも拘らず未だ解決に至らない難問ですが、ポアンカレ予想はロシア人科学者グリゴーリ・ペレルマン博士の証明が検証中であり 多くの数学者が其の証明が正しいと考えているそうですので、近い内にミレニアム懸賞問題初の解決と為るでしょう。
扨、ペレルマン博士の証明が正しいと分かったとしましょう。ポアンカレ予想は『問題文』であり、それには証明可能な『答え』が在ると分かりました。では「さあさパズル好きの君、このパズルを解き給え」と目の前にポアンカレ予想を出されたらどうですか。「わーパズルだ楽しいな」と解き始めますか。そんな馬鹿な。天才数学者ならばパズルとして見られるかもしれませんが、我々一般人は見た瞬間 或は少しだけ手を触れた所で、最早自分にとって其れは『パズル』等と謂えるレベルではない事が分かるでしょう。「黒死館殺人事件」はそうした作品なのです。少し読めば 一般人には最早推理が不可能だと分かってしまう、それが『推理小説』でなく『奇書』と呼ばれる所以であると私は思います。
何が推理する気を無くしてしまうか。一つは作品全体の
そして主人公の推理も高度な知識が必要&無茶苦茶。「Banthriceと言った途端慌てだした。此れはBanshrice(告死老人)が頭の中にあった為だ」とか全編此のような感じです。ある種MMR的と云うか。こんな推理に付いて行く事など無理に決まっています。
「黒死館殺人事件」は推理を楽しむ小説ではありません。異次元的な舞台・推理に酔いしれ、様々な分野の知識を手に入れる小説なのです。此一冊を読むだけで、例えば以下のような非常に役立つ知識が手に入ります。
作文、プレゼンテーション、謀殺、国会尋問、バーゲンセールなど様々な状況で使える知識ですね。…嘘です。しかも作者の創作も混じっているらしいので更に使えません。…そんな小説ですが、興味持たれた方は是非一読あれ。
法水『おまえの次のセリフは「
クリヴォフ『いいえ、「
ジョジョの虫太郎な冒険&法水の奇妙な推理
〜こんなの書いて誰が喜ぶんでしょうか〜←副題
タワー・オヴ・グレー『ビンゴォ!舌をひきちぎった!!そしておれの目的は…』
Mass !! 〔
ジョセフ『なにをする気だ ま…まさかッ!』
承太郎『続けて読んで見給え。信仰と富貴が、Massacre――虐殺に化けてしまうぜ。』
『メッシーナは生きているわ…』とリサリサは眼を円くしながら、メッシーナの手当てを始めたが、ジョセフは正面の壁に背を兜せたままで、暗然と宙を瞶めている。が、やがて眩くような微かな声で云った。『リサリサ、階段へ行かなけりゃならんよ。彼処のでかい岩の下で、たしかシーザーが殺されているんだ』
リサリサは、それを聴いて思わず飛び上ってしまった。ああ、ジョセフは如何にして、鮮血のシャボンの波紋から死体の所在を知ったのであろうか?
リサリサ先生は水に浮びてオールで殴りかかるべし。
リサリサ先生は(たばこが)逆さになりて震えるべし。
リサリサ先生は吊されてウィンウィンされるべし。
『この法水麟太郎が最も好きな事のひとつはッ!
「所で」の後に延々関係ない話をする事だッ!』
岸辺露伴『所で、アインシュタインは太陽から出た光線が球形宇宙の縁を廻って、再び旧の点に帰って来ると云うのです。そして、そのために、最初宇宙の極限に達した時、そこで第一の像を作り、それから、数百万年の旅を続けて球の外圏を廻ってから、今度は背後に当る対向点まで来ると、そこで第二の像を作ると云うのです。然しその時には、既に太陽は死滅していて一個の暗黒星に過ぎないでしょう。つまり、その映像と対称する実体が、天体としての生存の世界にはないのです。どうでしょう鈴美さん、実体は死滅しているにも拘らず過去の映像が現われる――恰度この場合君とアーノルドに相似してやしませんか。』
ポルナレフ
『ここで予言をしてやる まずアヴドゥル…
きさまは…きさま自身のスタンドの能力で殺さるべし。』
ポルナレフ
『イギーは おれたちを ど…どこに連れていこうとしているのだッ!』
ゴゴゴゴゴゴ…
ジョセフ
『こ……このボスフォラス以東ただ一つしかない
豪壮を極めたケルト・ルネサンス式の城館はッ!写真のッ!』
『このラクガキを見てうしろをふり向いた時 おまえらは 栄光に輝きて殺さる』
仗助
『スタン……!! い…いや
これは「人形」だ 「スタンド」かと思ってまぬけにもビビっちまったぜ』
面の恐怖と云えば誰しも経験する事だが、たとえば、白昼でも古い社の額堂を訪れて、破風の格子扉に掲げている能面を眺めていると、まるで、全身を逆さに撫上げられるような不気味な感覚に襲われるものだ。まして、妖異な雰囲気を醸し出した人形が、スタンド使いかもしれぬ間田のロッカーの中から、暈っと浮き出てきたのであるから、その瞬間、仗助がハッとして息を窒めたのも無理ではなかった。窓に微かな閃光が燦めいて、人形の輪郭が明瞭に浮び上ると、遠く地動のような雷鳴が、おどろと這い寄って来る。そうした凄槍な空気の中で、仗助は凝然と眼を見据え、眼前の妖しい人型を瞶め始めた。
『まるで
『人形の鑑賞は、何れ悠くりやって貰う事にしてだ。』と康一は苦々し気に顔を顰めたが、『それより仗助君、誰か来たようだぜ。』
法水
『どうやら こいつはもう普通の殺人事件じゃあねーようだ
おれたちには知っとく必要がある
かまうことはねー 服をぬがせようぜ』
一同『ゲッ!』
支倉
『なっ なんだ この死体はッ!!
聖らかな栄光が燦然と放たれているぞッ!
僧正ウォーターやアレツオ、弁証派のマキシムス、アラゴニアの聖ラケルみてーに!』
熊城
『それに両側のこめかみに紋様状の切り創があるぞッ!どういう殺され方なんだ!?
どんな意味があるのだ!?』
スポーツマックスのスタンドには驚くべき深さと神秘とがあって、エルメェス・コステロはそれがために、狡智極まるマックス以外にも、既に生存の世界から去っている生物とも闘わねばならなかったのである。
ポルナレフ
『それじゃあな!! しみったれたじいさん!長生きしろよ!
そして そのケチな孫よ!おれのこと忘れるなよ』
ジョセフ
『まあ会おうッ! わしのことが嫌いじゃなけりゃあな!…マヌケ面ァ!』
承太郎
『忘れたくてもそんなキャラクターしてねえぜ…てめーはよ
元気でな……』
『……あばよ』
ドザアッ!
ガチャリ!
グイ!
――
気でも狂ったかというようなタイトルですが、別にPCをボール代わりにサッカーをしようとかそういう意味ではないのであしからず。
多くの方が忘れているかと思いますし、私自身しばしば忘れてしまいますが、このサイトはフリーゲーム公開サイトでもあります。ネット上でフリーゲームを公開する人は数多く、例えば「ベクターゲームズ」を眺めてみますと1万以上ものゲームが公開されています。
ところで公開されているゲームを眺めてみると、RPGやシューティングが多いことが分かります。これらはどちらも「作りやすい」ゲームです。RPGは「RPGツクール」等の制作ソフトがありますし、シューティングは「○○(←プログラム言語)でゲームを作ろう!」等の講座でかなりの確率でサンプルに採用されています。
また、ボードゲーム(トランプや将棋なども含んだ広い意味)も家庭用ゲーム機と比べると多いです。これは上と異なり特に作りやすいわけではないですが、「複数のプログラムを同時に動かせる」PCの特徴に適したゲームです。わざわざ家庭用ゲーム機(携帯機除く)でトランプをする気はあまり起きませんが、PCならば別のプログラムを動かす片手間にちょっと…と遊ぶ気が起きます。
逆にあまり見かけないゲームに「スポーツゲーム」があります。元々家庭用ゲーム機でもそれほど多くはありませんが、PCの 特にフリーゲームでは 実在の選手を出せないなどの理由からか非常に少ないです。
しかし私は、スポーツゲームこそPCに適したゲームであると思うのです。
スポーツは言うまでもなくアナログな行為です。例えば「ボールを投げる」という行為一つとっても「適切なタイミングで」「適切な方向に」「適切な力で」投げる必要がありますが、タイミング以外の二つについては 「適切な」という概念は「押されているか否か」しか分からないデジタルな入力デバイスでは再現が面倒なものです。
最近のゲーム機ならアナログスティックがあるので「適切な方向・力」を表すことができる…と思われるかもしれませんが、仮に 純粋にアナログスティックの傾きだけでパスを出す方向・力を決めるバスケットボールゲームがあったとしましょう。おそらくそのゲームはパス一つ出すのも難しい物になるでしょう。
これは、そもそもなぜ「適切な方向・力」でパスを出す必要があるのかを考えれば自ずと分かります。「ある位置」にパスを出したいから その位置に上手く届くような「方向・力」でパスを出さねばならないのです。そうなると「方向・力」を入力するより「位置」を入力した方が自分の意識に近くて楽に操作できます。
「位置」を楽に入力できるデバイスは家庭用ゲーム機にも存在します(バーチャガンなど)が、それらを持っている人は一握りに過ぎません。が、対してPCならばその殆どに「マウス」が備わっています。これが私がスポーツゲームがPCに向いていると思う理由です。
また、スポーツの魅力の一つは実際に体を動かす事による爽快感ですが、ゲームパッドやキーボードを使っていては殆ど「動き」が無い為 この爽快感はまったく再現できませんが、マウスならば勿論本物とは天と地ほどの差はあるにしろ、パッド等よりは「動いている気分」が出せるのではないでしょうか。(特に卓球やテニスでの「ラケットの振り」)
…何もスポーツゲームに限らず、PCにはせっかくマウスという家庭用ゲーム機には無い優秀なデバイスがあるにもかかわらず それをゲームに使わないのは勿体無いと思うのです。マウスを上手く使ったスポーツゲームを誰か作ってくれませんか、と 自称フリーゲーム公開サイトのくせに人任せ。
とはいえ、腱鞘炎になりやすいとか ノートパソコンではマウスが無いこともあるとか 環境によって難易度が大きく変わる可能性があるとか 色々問題はあるのですけど…
Wikipediaの「カテゴリ:“ノルウェーのバンド”」が全部メタルバンドなんですが。ノルウェー行きたい。
それはさておき そろそろ(メロディックでない)デスメタル紹介記事を書こうと思ったのですが、はて耳障りの良いメロデスからいきなりデスメタルへ行って良いものだろうか…と不安になったので、デスメタルを聴く前に聴いておいた方が良いかもしれないCDをもう少し紹介しておきます。
『レイン・イン・ブラッド』
CD スレイヤー ユニバーサルインターナショナル 価格:\3,069 --内容(「CDジャーナル」データベースより)-- トラッシュ/スラッシュ・メタルの傑作、86年発表作品の再発盤。過激な歌詞が問題になりリリース時にトラブったがぶじメジャー第1弾に。ツイン・ギターの構築美は今聴いてもカッコよい! |
まずデスメタルはスラッシュメタルから発展した音楽なのでスラッシュメタルを。…とはいえ初期のデスメタルは確かにスラッシュ的でしたが 今ではかなり別物となっているので、「デスメタル予習」になるか分かりませんが。事実私は「デスメタルは理解できるのにスラッシュが理解できない」時期がありましたし…って普通逆ですかそうですか。
おそらく「スラッシュメタルから一枚だけ選べ」と言われたら九割以上の人が選ぶと思われるスラッシュメタルの名盤…否、『聖典』 SLAYER「REIGN IN BLOOD」。とりあえずスラッシュメタルを知るだけなら これ一枚で充分でしょう。
『スローター・オブ・ザ・ソウル』
CD アット・ザ・ゲイツ トイズファクトリー 価格:\1,780 --内容(「CDジャーナル」データベースより)-- スウェーデン出身バンドの4作目は,デス・メタルではあるのだが,比較的高音のヴォーカルとビートに{疾走感}があることも手伝い,激しくはあるのだが,この手の音特有の,モッタリとした粘っこさがあまり感じられず,シャープな印象を受ける。(...) |
続いてメロデスの中でも比較的デスメタルに近い部類(デスより寧ろスラッシュに近いんでしょうけど)…所謂「デスラッシュ」を。関係無いですけど 私はかなり最近まで「デスラッシュ」が「デス+スラッシュ」である事に気付かず「デス声でラッシュの如く攻める音楽」の意だと思っていましたお恥ずかしい。だったら「デススラッシュ」でいいじゃないかと思ったものですが、「デススラッシュ」で検索するとゲームの技名らしきものが大量に引っかかります。「デスラッシュ」で良かった。
というわけでAt The Gates「Slaughter of the Soul」。このアルバムは他の曲も(#3とか)良いですが #1「Blinded By Fear」が最強です。僅か3分強の曲…しかも曲が本当に始まるのは40秒近くになってからなので実質2分半程度…そんな短い曲ですが、ギターのメロディがシンプルながら心打つ名曲です。
『RUSTED ANGEL』
CD ダーケイン トイズファクトリー --内容(「CDジャーナル」データベースより)-- スウェーデン出身,元アーク・エネミーのドラマーのニュー・バンドが始動。激烈サウンドに流麗なギター・ワークを絡めた典型的メロディック・デスなのだが,幅広いスタイルを持つシンガーがいいアクセントになっている。個性を確立すれば凄いバンドになると期待!!(...) |
もう一つデスラッシュから Darkane「RUSTED ANGEL」。物物しいコーラスのイントロ#1から繋がる「まさにデスラッシュ」と言わんばかりの#2「Convicted」、シンフォニックブラックメタルの如き荘厳なイントロから始まる#5「Rusted Angel」、凶々しさと叙情が絶妙#7「Chase For Existence」、#1と違い幻想的なコーラスで締める#10「Relief in Disguise」…と名曲揃い。
ところで日本版ボーナストラックの#11が邪魔なんですが。#10がせっかく余韻残る良い終わり方をしているのに…単体で聴けばそれ程悪くはないのですけどねぇ。
そんなわけで、メロデスは聴くけどデスメタルはまだちょっと…という方は、これらのCDを聴いてデスメタル予習することをオススメします。というか それ以外の方も未聴なら聴くことをオススメします。