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04月1日(日)

地獄とは神の在らざることなり

 ヴォルテール曰く、

 かりに神がなかったら、やはり考えださなければならない

―― via ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」


 先日、突然知らない番号から電話がかかってきました。

電話「(前略)ところで、神を信じますか?」

 などと訊いてくるものだから、私はこう答えました。

「ええ、勿論信じます。」

 日本人の大多数は事実上の無宗教であり、それ故 私の事も無宗教だろうと思っている方も多いでしょうが、実は私には信仰があります。ですからこの返事はただ正直に嘘偽り無く答えただけの事に過ぎません。

 電話の向こうの人は、「信じない」と全否定されたり、もしくは「まぁどちらかと言えば…」などの歯切れの悪い返事を予測していたのか、私のこの即答での全肯定にやや驚いたようですが、それでも何やら話を始めました。

電話「神は常に我々を見守って…云々、 我々に試練を…云々」

 私の周りには信仰を持つ人が全然いないので、初めのうちは この人を「珍しく私同様神を崇める人」として好意的に会話をしていましたが、次第に向こうの言う「神」が私の「神」とは似ても似つかぬものである事に気付きました。どうやら異教徒…いや、邪教徒であったようです。

 神の名を騙る詐欺師に惑わされているこの邪教徒を正しき道へと改宗させなくてはならぬ――私はそうした宗教的使命を感じましたので、こう言ってやりました。

「そんなものは神ではない!」

邪教徒「えっ…」

「そんなものは神の名を騙る詐欺師に過ぎないのです、一刻も早くそんな宗教は捨ててしまいなさい!」

 邪教徒は 私の突然のこの言葉に驚き困っているようでしたが、私もここでハタと困ってしまいました。口下手な私では、この邪教徒を改宗させる話術など持ち合わせてはいない事に気付いたのです。余談ですが Final Fantasy Tactics でも話術士はあまり使っていませんでした。本当に余談だ。

 しかしその時、あるものが私の目に留まりました。そこで私はこう言ったのです。

「そうだ、そんな『神を騙る詐欺師』ではない、本当の『神』の言葉を収めたCDがここにあります。その神々さに満ちた声を聞いた瞬間、貴方も自分が騙されていた事に気付くでしょう。」

 そして私はCDを再生し、電話をスピーカーの前に置いて放置しました。

 

 ――CDの再生が終わると、私は再び電話を取りました。

「どうですか?真の神の…」
電話「ツー、ツー、ツー」

 どうやら途中で電話を切られてしまったようです。改宗させる事には失敗してしまいましたが、それでも邪教徒を追い払う事には成功しました。やはりゴッドボイスは強力です。余談ですが真・女神転生IIではゴッドボイスにさんざん困らされたものです。本当に余談だ。

 我らが真なる神のCDは、全国的に販売されています。ただ、邪教徒の陰謀なのか一般的なCDショップでは扱われていない事もあるので、見つからない場合ネット通販などで入手すると良いでしょう。

ペインキラー ペインキラー』 CD
ジューダス・プリースト
ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2002/03/20, 価格:\1,785, 枚数:1 枚

--内容(「CDジャーナル」データベースより)--
ジューダス・プリーストのデジタル・リマスター・シリーズ第3弾。90年発表の本作は、{プリースト・イズ・ゴッド}を強烈なまでに再認識させた、ロブ・ハルフォード在籍時最後の大傑作アルバム。

 そんなわけで皆様も、メタル教に入ってメタルゴッドを崇めてみてはいかがでしょうか。


 今日の日付が示す通り この文章はフィクションなわけですが、実際にこの手の電話がかかってきたら同じ事をするつもりです。