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11月18日(土)

トラベリング名称研究評議会中間報告

 バスケットボールに関して多少なりとも含蓄のある方は御存知の事と思われますが、バスケットボールにおいて ボールを持ったまま三歩以上歩く行為は「トラベリング」という反則として定義されておりますが、ほんの三歩歩いただけで「トラベル(旅)」扱いとは大袈裟に過ぎるのではないかと以前より問題となっておりました。

 斯様な 相手の些細な行動を殊更に誇張してみせる行為は、「いじめ」において頻繁に見られるものであり、バスケットボールが初等教育の場においても盛んに行われている事と合わせて鑑みるに、トラベリングという名称が「いじめ」の少なからざる原因となっている事は言を俟たぬものであり、斯様な卑劣行為を助長する名称が今なお使われ続けている事は、安部首相の理想とする「美しい国 日本」にも反する、許すべからぬものであると言えます。

 また それだけではなく、「トラベリング」という名称は非常に内実を想像し難い理解困難なものであるとの指摘もあります。何の前知識も無しに「トラベリング」と言われて、それが「ボールを持ったまま三歩以上歩いた」という意味と誰が判るでしょう。トラベリング→トラベル→旅→どこかへ行く→退場、と連想してしまう人がいることは疑いの余地がありません。ただ三歩歩いただけで退場だなんて バスケットボールとはなんと厳警なるスポーツなのだ、と勘違いして辞めてしまった方がこの場にも何名かいらっしゃる事でしょう。

 そもそも「トラベル(旅)」とは、基本的に楽しいものです。勿論旅が好きでない人もいるでしょうが、世間一般的には「旅」は楽しい、望むべきイベントとして扱われている事は否定できません。故に、「トラベリング」という名称から それを反則というネガティブな行為であると理解する事は難しく、寧ろ積極的に行うべきポジティブな行為と勘違いしてしまう可能性が高いと言え、トラベリングというルールを破る若者が続出し、結果として世の中のルールを守らない若者を増加させている事は想像に難くありません。

 以上のような問題から我々は 2002年に当研究評議会を設立し、「トラベリング」の新たな名称について議論して参りましたが、会内部でも一部保守派からは「トラベリングというバスケットボーラーが長年親しんだ名称を急に変えては、試合中に新たな反則名を言われても それが今で言うトラベリングの事と理解できず試合をそのまま続行してしまい、結果として選手より上位の存在である筈の審判を無視してしまう形となり、目上の人を尊重するという日本の古き良き精神が失われてしまうのではないか」といった意見もあり、研究評議会としての纏まった意見が作られなかった事は皆様も知るところはないでしょうか。

 しかし、最近になり保守派をも納得させる事の可能な新名称が発案され、当研究評議会の 全会一致の賛成を得られましたのを機に、その新名称を 我々の中間報告として発表させて頂きます。

 我々トラベリング名称研究評議会は、「トラベリング」の新名称として 「ToLOVEリング(トラブリング)」を提唱致します。

 皆様も知っての通り、「ToLOVEる」は現在の週刊少年ジャンプにおいて間違い無く反則漫画でありますので、バスケットボールを知らない人間でも 「ToLOVEリング」が反則であると理解する事は容易です。また、従来の「トラベリング」と響きが似ておりますので、急に「ToLOVEリング」と言われても 今で言うトラベリングの意味であると判断できる事でしょう。

 以上の通り、多大なる問題を抱えていた「トラベリング」という名称を、この新名称「ToLOVEリング」は何の問題も無く解消してみせるものであります。当研究評議会は これより新名称「ToLOVEリング」の普及に一層の努力を続けてゆく所存でありますので、皆様の御協力を宜しく御願い申し上げます。

11月23日(木)

web拍手レス

 普段は web拍手レスはジオログの方でやっているのですが、調子に乗って書いていたら 文字数制限(1000字)に引っかかってしまったので、記事をわざわざ二つに分けるのもアレなのでこっちに書かせて頂きます。許斐先生について書き出すとやめられないとまらない。

ココ数週間の「テニスの王子様」について何かコメントを

 別に私はテニプリ学の権威とかではないので そんなコメントとか求められるような立場ではないんですが。とはいえ思う事もあるので書かせて頂きますが。

 我々のような『ネットにかぶれたジャンプ読者』というヤツは、「取材につき休載します」なんて一文を見ても文字通りに解釈せずに「どうせ原稿落としたんだろう」とか「どうせ本当は遊んでるんだろう」とか「どうせドラクエやってるんだろう」とか「どうせ夫婦で『王子』とか『姫』とか呼んでるんだろう」とか思ってしまうわけですが、50号でテニプリに関してこの一文を見た時、素で「ああ、大阪にお笑いの取材に行ったのか」と文字通りの解釈をしてしまいました。

 さて、許斐先生がお笑いの取材へ行ったに違いない事を頭に入れて 51号のテニプリを読むと、テニプリ初心者は「覆面芸人にでも取材したのだろうか?パペットマペット?」などと思う事でしょうが、それは違います。きっと許斐先生はごく普通のオーソドックスな芸人さんに取材をした筈です。そして今頃 許斐先生に取材を受けた芸人さんはジャンプ51号を読んで「ええー俺への取材全然活かされてないやんけーッ!」と激しくツッコんでいることでしょうが、許斐先生はちゃんと取材を活かしているつもりなのです。

 ただ問題は、関係者が「許斐機関」と呼び恐れおののいていると噂の許斐先生の脳内構造を通ってしまった事です。許斐機関に一度入ってしまった物は、原型を止めないレベルにまでバラバラにされた上で再構築されてしまうのです。いわば脳内ベイビィ・フェイスです。そう考えると もしかしたら許斐先生はスタンド使いなのかもしれません。我々がただの漫画的表現だと思っていたオーラが「そんなチンケなオーラで…」と漫画内でも見えていたのも、実は許斐先生はスタンドオーラを日常的に見ているので オーラが見えるのは当たり前だと思っていた、と考えると全て納得が行きます。

 テニプリの中で我々には理解できない非常識な展開が起きても、それは「許斐先生はスタンド使いだから仕方ないよね」と諦めなければなりません。スタンド使いは我々とまったく異なる世界を生きているのですから、スタンド使いの常識は我々一般人の常識とは違うのです。

 まぁそんなわけで許斐先生の取材を受けた芸人さんは、「俺への取材の結果がコレだなんて…俺お笑いの才能無いのかな…」などと思わないで下さい。自信を持って下さい。悪いのはぜんぶ許斐先生なんです。

11月28日(火)

斬は何故打ち切られたのか

  • 杉田先生のせいだよ派(作者派)
    • 杉田先生の力量が足りなかったよ派(力不足派)
      • すぎたんは小学生だから仕方ないよ派(坊やだからさ派)
        • 実はこの漫画は夏休みの自由工作だよ派(宿題派)
      • 杉田先生は戦国時代からタイムスリップしてきた武士(おとこ)だから仕方ないよ派(SF派)
      • ヘビースモーカーだから脳までニコチンになってるんだよ派(嫌煙派)
        • すぎたんは戦国時代から来たヘビースモーカー小学生武士だよ派(混合派)
    • ジョジョでもないのにドドドとか書いてるからだよ派(BLEACH無視派)
      • 杉田先生作・荒木先生画なら大人気だよ派(荒木信者派)
        • スタンド出してれば大人気だよ派(スタンド派)
        • スタンドは素人だよ通は波紋だよ派(2部まで派)
          • ナチスの科学は世界一だよ派(2部専派)
    • 杉田先生の日本語力が低すぎるからだよ派(齋藤孝派)
      • 杉田先生の正体は山田悠介だよ派(リアル鬼ごっこ派)
  • 編集のせいだよ派(編集派)
    • 研無刀なんて設定作らせたせいだよ派(研無刀派)
      • 真剣は切れ味がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている武士の基本武器対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて斬れない様に鋭く研がない分硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的とした玄人好みのあつかいにくすぎる刀使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのにあのガキが持っているからだよ派(冗長派)
      • 研無刀のせいで臓物が出ないせいだよ派(臓物派)
        • 最低でも大腸は欲しいよ派(大腸派)
        • いや小腸も必須でしょ派(小腸派)
        • 通なら十二指腸でしょ派(十二指腸派)
        • 臓物ならなんでもいいけど毎話臓物出して欲しいよ派(猫重派)
    • 編集がミスしたんだよ派(やっちゃったぜ派)
      • 本当は簡潔な台詞なのに編集独断で長くしちゃったよ派(編集書き換え派)
      • 間違えて原稿捨ててしまったので編集がうろ覚えで描き直したよ派(編集描き直し派)
      • 間違えてボツ原稿の方載せちゃったよ派(ボツ原稿派)
      • 間違えて連載させちゃったよ派(全否定派)
  • 登場人物のせいだよ派(内部犯派)
    • 月島さんのせいだよ派(月島派)
      • 月島さんが横槍入れるからだよ派(横槍否定派)
      • 月島さんが毎話横槍入れないからだよ派(横槍肯定派)
      • 月島さんが毎頁横槍入れないからだよ派(超横槍肯定派)
    • 木下君のせいだよ派(木下派)
      • 日本刀持ったキチガイじゃないからだよ派(日本刀持ったキチガイ賛美派)
      • もう立つことすらままならないのに立ってるからだよ派(矛盾派)
        • きっと違うところが立たなくなったんだよ派(下ネタ派)
    • シャアアアとか鳴く蜂のせいだよ派(蜂派)
      • あれは蜂じゃない何かだよ派(蜂じゃない何か派)
        • 斬の現代の蜂はああなんだよ派(新世界の蜂派)
          • まさかここが斬の現代だったなんてぇ派(超こち亀派)
    • 第一話一頁に出てきたうんこ頭のせいだよ派(反うんこ派)
      • うんこ頭がそれ以降出てこなかったせいだよ派(うんこ派)
        • うんこ頭が主人公じゃなかったせいだよ派(超うんこ派)
    • 主人公のせいだよ派(主人公派)
      • 独り言ばっか言っててキモいからだよ派(独り言派)
        • まさか僕みたいな奴が真剣勝負に勝てるなんて まぁ……月島さんの助けがあったから勝てたのもあるんだけどね へへっなんかこの調子で行ったら…父ちゃんみたいな武士らしい研無刀使いの剣豪になれるかも!……なぁんてちょっと調子に乗り過ぎだよね………それにしてもあの時僕に何が起きたんだろう たしか月島さんがやられたから「僕も行かないと」と思って立ち上がって…その後…急に胸の鼓動が大きくなってきて…なんか凄い力が体中に込み上げてきたと思ったら…意識はあるんだけど体が言う事をきかなくなって それで…う〜ん… 別に意識もあったしもしかしたら無我夢中だったし興奮しすぎて何か勘違いしてるのかも …月島さん大丈夫かなぁ…キズは浅いから何日かすれば退院出来るって先生は言ってたけど…早く帰ってくるといいなぁ…とか独り言言っててキモいからだよ派(冗長独り言派)
    • 討条さんのせいだよ派(討条派)
      • 討条さんがいちごパンツじゃなかったせいだよ派(同音異字派)
        • 実はいちごパンツ穿いてたよ俺には見えたよ派(妄想派)
  • 読者のせいだよ派(読者派)
    • 杉田先生のセンスが斬新すぎて馬鹿な読者は理解できなかったよ派(進歩派)
    • 杉田先生のセンスが古風すぎて少年少女には理解できなかったよ派(保守派)
    • 杉田先生のセンスは新しいとか古いとかを越えて異世界だよ派(異世界派)
      • 杉田先生が異世界人なら私の元に来なさい派(ハルヒ派)
    • ネット読者のせいだよ派(ネット派)
      • ネットで人気の少年漫画は打ち切られるんだよ派(武装錬金派)
      • ZOZ団のせいだよ派(ZOZ団派)
  • その他のせいだよ派(強引派)
    • 不慮の事故で右手を怪我して描けなくなったよ派(許斐派)
    • 新作ゲームが発売されたんで描けなくなったよ派(冨樫派)
    • レジデンドオブサンの陰謀だよ派(キバヤシ派)
      • 斬の打ち切りは諸世紀に予言されているよ派(ノストラ派)
      • 万葉集を朝鮮語で読んだら斬の打ち切りの事が書かれていたよ派(藤村派)
    • きっと俺のせいだよ派(加害妄想派)
      • いやお前は悪くないよ俺が悪いよ派(自己犠牲派)
        • じゃあ俺が悪いよ派(便乗派)
          • どうぞどうぞ派(ダチョウ派)
    • マイナスイオンのせいだよ派(ニセ科学派)
      • 水に「斬」と書いた紙を見せて凍らせたら汚い結晶になったよ派(お水様派)
      • 植物は警告してたよ派(三上晃派)
      • プラズマのせいだよ派(大槻教授派)
  • そもそも打ち切られてないよ派(前提否定派)
    • 本当は別誌に移るだけだよ派(再開派)
    • 本当は大人気なのに皆がネタにしたから杉田先生が怒ってやめちゃったよ派(ネタ派)
    • 斬はみんなの心の中で連載しているよ派(気障派)
  • そもそも斬なんて存在してないよ派(真夏の夜の夢派)
    • 斬が存在したという完全な証拠は誰にも示せないよ派(哲学派)
    • 人類の集合的無意識のなす技だよ派(ユング派)
    • こんな漫画があったら面白いだろうなという妄想と現実がごっちゃになったよ派(妄想派)
      • 妄想と現実をごっちゃにするのはゲーム脳のせいだよ派(森教授派)
    • そもそもこの世界も存在しないよ派(マトリックス派)
      • 自分の代わりにロボットが生活してるよ派(夢みる機械派)
        • 五十六億七千万年後の未来で杉田先生は弥勒になったのかもしれないよ派(すぎたん神話派)

「まとめ。そうねぇ。『諸星先生は凄い』ってことで」
「そうですね。」

52号のテニスの王子様(?)感想

 許斐先生はスタンド使いだから仕方ないよね。